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2013年01月30日

the foreign minisiterという表現をみて、すぐに「外務大臣」だとわかるかどうか

先日Twitter(@monaka_d)でつぶやいたら、わりと反応があったので、ちょっとだけ加筆して以下に掲載することにしました。

*****


高校の授業でThe Foreign Minister apologized to the Japanese public for various improper actions in the handling of the incident.という文を扱った。

apologizeの用法をたずねる問題で、適切な前置詞(toとfor)を選べるかどうかがポイントだった。そこについては多くの生徒が大丈夫だったみたいだが、それよりも気になる部分があった。

その英文を日本語に直してもらったところ、the Foreign Ministerを「外国の大臣」と訳している生徒がかなりいたのだ。「外務大臣」または「外相」とすべきところだが、

(1) 「外国の大臣」と訳しても、日本語として必ずしも不自然に感じない
(2) foreignもministerもすでに意味を知っているつもりになっていると、かえって辞書を引こうと思わない

などの理由で、間違えたことに気づきにくいと言える。(今回はFもMも大文字になっているので、それもヒントになるだろうが、小文字で書くこともある)

こういうのは日本語に直させてみないと、生徒が間違えていないかチェックするのが難しいなと思った。そして、間違えてみてはじめて記憶に残るものかもしれない。もし、最初から「the Foreign Ministeは外務大臣のことです」と説明してしまった場合、特別に何も思わずに受け取るものの、結局頭に残らず間違える、といったことになった可能性が高い。

可能性が高い、というか、実際そうだったみたいである。

担当しているクラスでは、英語の授業が2種類あって、もう一方のクラスでは『システム英単語』という市販の単語集を使っている。システム英単語は、自分自身大学受験でも使用した、気に入っている単語集であり、以前ブログでも取り上げた。
システム英単語/刀祢雅彦・霜康司

システム英単語の特徴は、単語はよく使われるフレーズを通して覚えるのが一番、と考えているところで、フレーズ単位で単語を紹介している。実は、そのシステム英単語のministerの項目には、the Italian foreign minister「イタリアの外務大臣」というフレーズが載っている。つまり、生徒たちは一度学習済みのはずなのである。しかし、「minister=大臣のところしか見てなかった」という生徒が多かったみたいだ。システム英単語がフレーズという単位を採用している意義を生徒に伝えられていないということでもある。

あと、今回の「外国の大臣」みたいなミスは、自分もしていないか気をつけたいと思う。日頃から、わかったつもりにならずにしっかり確認する習慣をつけなきゃな。

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posted by ダイスケ at 00:47| Comment(0) | 学習・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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