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■大学芋はなんで「大学芋」という名前?「大学」+「芋」=「大学芋」と単純にはいえない。そう考えると、ことばには不思議がいっぱい。「大学芋」をきっかけにことばについて考えるブログです!
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2010年08月23日

ことばについて考える3:ことばの不思議への招待

前々回の記事:ことばについて考える1:語学と言語学
前回の記事:ことばについて考える2:辞書と言語学
(今回の記事を書くにあたり、それぞれ加筆・修正しました)

2回にわたって、言語学ではどんな関心をもって言語を眺めているのかを書いてみた。これを読んでいただいた方は、どんな感想をおもちになっただろうか。

だれでも自分の母語については、使いこなすことができる。
ここでいう「使いこなす」とは、口が達者ということではない。どんなに口下手な人でも、それは伝えたいことがうまく表現できないということで、文法的にまちがった表現を使ってしまうということではない。「大きなお世話」と言おうとして「大きいお世話」と言ってしまったりすることは、基本的にはないのだ。「彼は悲しい」と「彼が悲しがっている」のどちらを使えばいいかわからないということも、おそらくない。

それはつまり、言語にはなんらかの仕組みがあって、同じ言語の話者はそれを共有しており、それに基づいて言語を使っているということを意味している。そして、ある言語を使うことができるからといって、その言語の仕組みについて説明ができるとは限らない。したがって、その仕組みを明らかにするのが言語学だといえる。

ここ2回の記事でやたらと「言語学」と言ってきた。その理由は自分が勉強している言語学がどのようなことをしているのか知ってもらいたかったからだ。だが、ことばについて考えることは、言語学の専門知識がなくてもできる。その気になれば、いくらでもことばの不思議を見つけることができる。

英語にも敬語はある?

英語の冠詞については丸暗記しかない?

「冷やす」と「冷ます」の意味のちがいは?
英語のsearchと日本語の「さがす」は同じ?
英語のhelpと日本語の「手伝う」は同じ?
「お湯を沸かす」っていうけど、実際に沸かしているのは「水」なのでは?

普段の生活をしていて、あるいは外国語の勉強をしていて、ここに挙げたような素朴な疑問がわいたことがなかっただろうか。それは、生活の中で、学習が進むにつれて、とりあえず受け入れるしかなかったかもしれない。だが、当然のこととして受け入れていたものが、よく考えると当然と言えるほど単純ではないと気づくこと、そして、それならどのような仕組みが働いているのかと考えることは、とてもスリリングな営みなのだ。言われてみればそれは不思議だ、そういえば自分もそんな疑問をもったことがあった、そういう方々が、ことばについて考えることのおもしろさを感じてもらえれば幸いです。
posted by ダイスケ at 00:41| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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