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■大学芋はなんで「大学芋」という名前?「大学」+「芋」=「大学芋」と単純にはいえない。そう考えると、ことばには不思議がいっぱい。「大学芋」をきっかけにことばについて考えるブログです!
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2009年03月09日

This is a pen.

This is a pen.といえば、だれもが一度は聞いたことがある日本人っぽい英語(?)である。
これは英語教科書に登場した文ではなく、ドリフのギャグらしい。


一見あまりに単純すぎるこの英文も、ことばのことを考えるにはよいきっかけになる。

この英文はうまく日本語に訳すことはできない。
もちろん、「これはペンです」と訳してまちがいではない。
だが、同時に「これはペンだ」や「こちらはペンでございます」
と訳してもかまわないはずである。

つまり、だれがだれに対して発言するのかというのを
考慮しなければ適切な訳を与えることができない。

英語のThis is a pen.のように、だれに対しても中立的(だと思われる)表現は、日本語にはないだろう。


このことを考えると、英語に敬語はあるのか?という疑問にも二通りの答え方ができる。

丁寧な表現の仕方がある、という意味では英語にも敬語がある。
相手に何か依頼するとき、Will you 〜 ?とWould you 〜 ?では、後者のほうが丁寧だと学校で習う。

しかし、文法のシステムとして敬語がある、という意味では英語には敬語があるとはいえないだろう。
英語では、This is a pen.はこれ以上丁寧に(あるいはぶっきらぼうに)言うことはできないからだ。
日本語は理論上、あらゆることを丁寧に表現できる。


日本語は、そういう点では人間関係に敏感な言語っていうことになるんだろうか。


ちなみに、これは国文科設置の日本語文法という授業のときに先生が雑談として話した内容を少し膨らませたものです。
posted by ダイスケ at 17:37| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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