【ブログ紹介】
■大学芋はなんで「大学芋」という名前?「大学」+「芋」=「大学芋」と単純にはいえない。そう考えると、ことばには不思議がいっぱい。「大学芋」をきっかけにことばについて考えるブログです!
■はじめての方はこちらへ

2009年02月17日

春めいてきた

関東では今月の13日に春一番が吹いた。
まだ夜は冷えるけれど、ちょっとずつ春めいてきたのかな。

それにしても、「春めく」っておもしろい表現だな思う。
「春」が動詞になるなんて。

英語でいえば、Spring has come.のように名詞を中心とした表現になるが、「春めいてきた」のような「生成」や「推移」の感覚はでてこないだろう。

このことは、2004年の「NHK日本語なるほど塾」という番組のテキストに加賀野井秀一さんが書かれていた。
当時は言語学のことはよくわかっていなかったけど(今もそんなにわかってないけど)、こういうことが勉強できたらおもしろいだろうなと思ったのはよく覚えている
(その後、加賀野井秀一さんの本は『日本語の復権』『日本語は進化する』を読んだ)。

そして現に今そういうことが勉強できる環境にいる(基本的に扱う対象は英語)。
それは本当にうれしいことだと思う。

さて、「春めく」とは言うけど、他の季節も「〜めく」と言えるのだろうか?
結論からいえばイエス。
手持ちの電子辞書に入っている『デジタル大辞泉』という辞書には「夏めく」「秋めく」も載っている。
でも、目にしたことはない(『明鏡国語辞典』には載ってなかった)。
春は特別ということか。
季節特有のことばをさがすのもおもしろいかもしれない。

さて、季節の中では「冬めく」だけはない。
でも試しにGoogleで検索してみたら(ある語がどのくらいの頻度でつかわれるか、ちょっと調べるためにもGoogleは便利。活用などをしっかり調べることはできないが)、「春めく」より「冬めく」のほうがヒット件数が多い。
おかしいなと思っていると、一青窈の歌に「冬めく」というのがあるらしい。
どんな歌か聴いてみたくなった。

参考文献
加賀野井秀一. 2004.『日本語“超”進化論』(NHK日本語なるほど塾)日本放送出版会.
posted by ダイスケ at 04:55| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。