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2011年02月02日

『英語青年』と『Web英語青年』

この頃、時間があると雑誌『英語青年』のバックナンバーを読んでいる。

『英語青年』というのは、英語学・言語学、英米文学、英語教育など幅広く英語を扱った雑誌で、短めの論文、国内外の学界の動向の紹介記事、英文和訳・和文英訳の添削コーナーなどがあった。創刊は1898(明治31)年で100年以上続いた歴史ある雑誌だが、2009年から紙媒体の発行をやめてウェブのみの『Web 英語青年』となった。出版社は研究社。

『英語青年』という雑誌は前から知っていたが、掲載される論文はどれも3ページぐらいでちょっと物足りない感じがするし、文学系の記事も多かったからそれほど見ることもなかった。だから、ウェブに移行したこともすぐには気づかなかったし、言語学の情報を得る媒体のひとつがなくなるのは残念だなと思う程度だった。

最近になって気づいたのは、『英語青年』は毎号組まれる特集が良かったのだなということ。大きなテーマのもと、6人ぐらいの研究者がそれぞれの専門を生かした記事を寄せているのだが、ひとつの現象や作家に対して多様なアプローチがあることに気づいたり、異なる専門分野の発展を知ったりするよい機会になっていたと思う。一本一本の記事が短い分、いろいろな人の記事に触れることができる。

今も『Web英語青年』として残ってはいるものの、特集記事はなくなってしまった。だから、『Web英語青年』への移行は媒体の変更と規模縮小だけでない質的な変化を伴っているといえる。バックナンバーでおもしろい特集を見るたび、もう特集が組まれないかと思うと残念な気持ちになる。
ラベル:英文科 日記
posted by ダイスケ at 02:08| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする