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■大学芋はなんで「大学芋」という名前?「大学」+「芋」=「大学芋」と単純にはいえない。そう考えると、ことばには不思議がいっぱい。「大学芋」をきっかけにことばについて考えるブログです!
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2009年04月04日

教わる

これまで、ブログでたびたびサークルの読書会のレジュメを載せてきた。
自分で選んだ本を読んでまとめて、それを解説するという形で読書会をやった。

読書会で扱う本については、すでにある程度知っている。
知識があるから、紹介する本の内容もよくわかる。
そして、本にある知識や考え方を伝えて共有して、みんなで楽しめればいいと思っていた。
でも、読書会はもっともっとダイナミックな営みだった。

メンバーに本の内容を教えているようでいて、一番学んでいるのは実は自分だった。
まず、レジュメを作成するにあたって、普段の3倍ぐらいの精度で本を読んだと思う。
どこが一番大事な主張にあたるのか。具体例は何を説明するものなのか。
そういったことにより自覚的になって読むことができたように思う。
人に説明しようと思っていなければ、本文の内容を図にまとめたりしていなかったかもしれない。
だから、レジュメをまとめる段階ですでにかなり勉強になった。

また、本を読む前に入門書から知識を得ている分、かえって無批判に物事を受け入れてしまうこともあることに気づいた。
メンバーの関心はバラバラな分、互いにやっていることの前提となる知識も持ち合わせていない。
だからこそ、新鮮な疑問を投げかけてくれる。
ある学問分野では当たり前のようなことも、実際にはそんなに当たり前じゃないのかもしれない。
そのことに自覚的でないと視野が狭くなりそうだ。
いい意味で先入観のないメンバーから、そんなことを教えられたんだと思う。

もちろん、部員から受けた質問は自分なりに考えて、場合によっては本の内容を超えて答えた。
このとき、思いがけずうまく答えられることもあった。
最初からそう考えていたのではなく、説明しているうちに「あぁ、そうか、そういうことか」と自分の言ったことを他人のように聞いているようなこともあった。
潜在的に考えていたことの何かが急に表に引き出された感じだろうか。
わかっていることを答えるのではなくて、答えようとしているうちにわかることもあるのかな。
いきなりの質問に応じる瞬発力も少しばかりついたかもしれない。
これはまだまだだけど。

そんな経験を通して、先輩こそ後輩から学ぶ機会を得るものだと思った。
大学の先生が授業をして学生に教えるのも、先生自身が学ぶことが多いからこそできるのかもしれない。
大学の先生はもっと研究だけやってたほうが楽なんじゃないかと思ったこともあったけど、そう単純なものじゃないみたいだ。
教えているようで教わっている。

今後もどんどん後輩から学んでいこうと思ったダイスケでした。
タグ:日記
posted by ダイスケ at 04:31| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする